夏の写真コラージュ
上は青、下は砂か草、真ん中を強い日差しが貫きます。夏の写真はほかのどんな組み合わせよりも互いによく揃っており、それゆえ合わせやすく、見分けにくいのです。
ここのほとんどのページは、ちぐはぐな写真を並べて成り立たせる話です。このページは逆です。夏の一組は最初から揃って届きます。同じ空、同じ光、どの画面にも同じ二つ三つの色。コラージュは何の努力もなしに調和して見えますし、同時に、何かが意図してその同じさを破らないかぎり、一枚の写真を切り分けたようにも見えてしまいます。
StudioCollage で作成
以下のコラージュはすべてエディター上でフル解像度で作成されたものです。ひとつ開けば、そこから始められます。
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1. 同じさを破る
効くものが四つあります。どれも偶然には起きないので、意識して選ぶ値打ちがあります。
屋内か日陰で撮った一枚。喫茶店、廊下、日傘の下。夏のコラージュでいちばん効く枠であり、そしてカメラロールの中では失敗作に見えます。だから誰も選ばないのです。
寄った細部を一枚。砂の中の足、飲み物、貝殻。空も水平線もなく、広く明るい眺めの連なりを断ち切ります。
一日の終わりに撮った一枚。長い影と暖かい光が、ほかすべての平たい真昼の青に対抗します。
顔を一枚、近くで。夏の写真は風景へ流れ、人から遠ざかります。肖像がコラージュを引き戻します。
2. 飛んだ空と、暗い顔
この季節の技術的な問題であり、同じ問題が二度現れます。
携帯電話のカメラは明るいところに合わせて露出するので、太陽に向かって撮った写真は空が白く、顔が影になります。一枚だけなら目は許します。六枠の格子では、白い部分が一列に並んでコラージュを横切る帯になり、顔は暗がりに消えます。
空が飛んだ写真を二枚並べないでください。あいだに細部か日陰の写真を挟めば、帯はほどけます。
暗めの地は思っている以上に効きます。生成りの上では白い空が紙と溶け合い、枠は縁を失います。もっと深い色の上なら、それは写真のままでいられます。
3. 結局ストーリーになる
夏のコラージュは刷られるより投稿されるほうが多く、その大半は携帯電話の画面を縦に流れていきます。
縦長の形は縦位置の写真を求めます。ところが夏の写真は圧倒的に横位置です。眺めはそう撮るものだからです。横位置六枚で組んだ9:16のストーリーは、そのどれもを帯に切り詰めます。縦位置のものを選ぶか、正方形にしてください。
九枠ではなく四枠。休暇は何百枚も生み、モザイクにしたくなりますが、ストーリーの大きさでは九枠は九枚の青い切手です。
4. 作ってみる
夏のコラージュについてよくある質問
夏の写真がコラージュでどれも同じに見えます。
色の組み合わせが押しつけられているからです。上は青、下は砂か草、どの画面にも同じ日差し。一組が最初から揃って届くので、切り分けた一枚の写真としても読まれてしまいます。日陰で撮った一枚、水平線のない寄った細部、そして一日の終わりの一枚を足してください。
白く飛んだ空はどうすればよいですか。
空が飛んだ写真を二枚並べないでください。並べると白い部分が一列になり、コラージュを横切る帯になります。あいだに細部か日陰の写真を挟んでください。少し暗めの地も効きます。生成りの上では白い空が紙と溶け合い、枠が縁を失うからです。
夏のコラージュをストーリーにできますか。
できますが、そのためには縦位置の写真を選んでください。夏の写真は圧倒的に横位置です。眺めはそう撮るものだからで、そのうち六枚で組んだ9:16のストーリーは一枚ずつを帯に切り詰めます。九枠ではなく四枠に。ストーリーの大きさでは九枠は九枚の青い切手です。
夏のコラージュをいちばん良くする一枚は。
屋内か日陰で撮った一枚です。カメラロールでは浮いて見えますが、まさにそれが効く理由です。ほかのすべてが揃っているなかで、揃っていない枠がひとつあること。それが、コラージュを一枚の切り分けた画像として読ませない歯止めになります。


